昇華転写プリント工場と提携

昇華プリントとは

 昇華転写により小ロットの生地プリント、裁断済みのパーツプリントに対応が可能です。
色分けしたメッシュで色毎にプリントを行うスクリーンプリントやロータリープリントとは根本的に異なる手法です。
コンピュータ上で処理した画像を専用の転写シートにプリントし、熱と圧力によりシート上のインクを昇華作用を利用して生地に転写する技術です。

 

昇華プリントのメリット

 デザインした図柄は全てコンピュータの画像処理により、先に専用シートに印刷します。 転写シートは専用のカラープリンターで印刷しますので、色毎にメッシュ(スクリーン)を分けるする必要は有りません。

昇華転写のメリットは下記の通りです。

・ カラープリンターでプリントできる物であれば図柄や色数に制限が無い。

・ メッシュスクリーンを作る手間が不要なので、小ロットへの対応が簡単にできる。

・ 短期間でのサンプル作成、本生産が可能。

・ 生地プリント、パーツプリントの両方に対応が可能


昇華転写はインクを気化させて生地に吸い込ませるので、通常の転写プリントのようにバリバリしたり、ラバープリントのようにベタベタする事はありません。 またプリント部分の生地が硬くなる事もありません。

工場概要

画像編集4チーム、専用プリンター(日本のミマキエンジニアリング製)16台、昇華転写3ラインで対応致します。

 

■ 画像処理チームが生地幅やパーツの大きさに合わせて図案の位置等を調整します。

    

    縫製工場から提供された現物のパターンを用いてプリントパーツ形状や位置の調整を行います。

 

■ 調整済みのデータを専用紙にプリントします。

    

    昇華転写シート専用カラープリンターは有効幅 148cmまでのプリントが可能です。

 

■ 昇華転写シートに裁断済みのパーツを乗せます。(加圧加熱の前段階)

    

    上の画像はシートにプリントされた焦げ茶部分に身頃のパーツ(白)を乗せた状態です。

 

■ 加圧加熱による昇華転写を終えてパーツが剥がします。

    

    元は白無地だったパーツが焦げ茶色になっている事が分かると思います。

 

 

 昇華転写は加圧加熱工程で温度が180度前後になりますので、素材によっては対応できない場合がございます。
 その場合は生地への直接プリント(インクジェット)等による対応を提案させて頂きます。

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