仕事の手順

中国生産は決して難しくありません!

ここでは弊社との仕事(共同作業)の手順をご説明致します。
まず最初に、弊社の事をお客様の「海外生産部」とお考え下さい。その認識の上で下記の如く仕事を進めて参ります。

1.お仕事のお問合せ
先ずはホームページの「お問合せ」からご連絡下さい。
「ご依頼を検討されている内容」を簡単にご連絡下さい。
感覚的には、営業部から海外生産部への事前確認とお考え下さい。
土日を除き、原則として3日以内に当方よりご連絡させて頂きます。

2.仕事内容の確認
メールにて画像確認、お電話にて「ご依頼の詳細内容」を確認させて頂きます。
口頭による説明でも構いませんが、仕様書や製品画像など参考となる資料が有るとよりスムーズです。
 ・ お仕事の形態 → 生地込の依頼、縫製の依頼、その他
 ・ 素材手配の要不要 → 必要な場合は生地画像、素材規格など
 ・ 付属品手配の要不用 → 必要な場合は付属画像など
 ・ 目標納期
 ・ 想定原価
 ・ その他の要望
これらをお伺いした上で、対応が可能かを判断させて頂きます。
対応が難しいと思われる場合は、その理由も明確にお答え致します。
あわせて「どうすれば可能なのか」を検討しアドバイスさせて頂きます。
  ここまでは「お問合せ」に対する回答ですので、費用は発生致しません。

3.サンプル手配 お仕事の対応が可能と判断し、我々にお任せ頂ける場合はサンプル手配を開始します。
(お任せ頂けるか否かはお客様の判断です。)
必要に応じて
 ・生地見本手配→発送→確認
 ・サンプル用生地手配
 ・サンプル用付属手配
 ・パターン手配
 ・縫製工場へのサンプル依頼
 ・その他
などの対応をさせて頂きます。
生地・付属など必要資材の画像や見本を送り、事前確認をさせて頂きます。
   サンプルの手配に着手致しますと、 「現場作業」が生じ、生地や付属など「物」が動きますので費用が発生致します。
主な費用は原材料費と送料です。(パターンを弊社が作成する場合は技術料が発生します。)
(凡その費用額を事前に連絡し、同意頂いた上で着手致します。勝手に作業を進行する事はございませんのでご安心ください。)

4.ファースト指示、修正確認
弊社の作成したサンプルをご確認頂いた上で修正箇所の有無や仕様の変更等のコメントをフィードバック願います。
ご連絡頂いたコメントを基に次のステップへと進ませて頂きます。
  お客様から当方への指示、確認内容は全て日本語です。
  日本の工場に伝えるのと同じ要領で日本語でご指示下さい。
弊社にて中国語に翻訳し生産現場に伝えると共に、必要に応じて工場との打合せを行います。
同様に生産現場からお客様への連絡・確認も弊社にて日本語に翻訳した上でお伝えします。

5.契約
修正確認が終わった時点で具体的な契約の交渉に入ります。
工場にて作成したサンプルを元に、単価・納期・仕様要求などの確認を行います。
  全ての確認が終わった時点で正式に契約を致します。

6.量産前準備
契約が完了した時点で、「生地」「付属」の原材料手配を開始致します。
日本から原料を持ち込む場合は、その手続き業務を開始致します。
尚、原材料手配、輸入の為の事前手続きには費用が発生致します。
具体的なお支払方法などは、お問合せを頂いた後にご説明させて頂きます。

7.量産 準備が整いましたら納期に応じて量産を開始致します。
進行状況などは逐次確認しご報告させて頂きます。
お時間が有れば中国にご出張頂き、ご自身の目で確認される事をお勧め致します。
尚、必要に応じて「先上げサンプル」を手配し、確認をお願いする場合がございます。

8.検品・出荷 量産終了後の検品は原則として工場にて行います。
もちろん、ご要望に応じて 「日系の検品会社」にて全量検品を行う事も可能です。
時間と費用はかかりますが、「検品会社による第三者検品」は不良品の防止には効果がございます。
但し、検品会社は100%の品質保証をするものではございません。
人間の目視による検査ですので、見落としの可能性が有る事を予めご承知下さい。
検品を含め準備が整った時点で商品を出荷(輸出)致します。

9.輸入 輸入手続きをご自身でなさる事はお薦めしません。
事前に業者(乙仲=通関代理業者)と連絡を取っておく事をお薦め致します。
ご相談頂ければ業者はご紹介させて頂きます。
尚、少量であれば、業務通関(正式輸入)をするより、「海外宅配」にて簡易通関(輸入)をされる事をお薦めします。
輸入通関など面倒な手続きが不要ですし、結果的に安くなる場合もございます。
  佐川急便やクロネコと同じ要領でお客様の玄関先まで商品が配送されます。

10.決済
ドルによる決済が必要です。
必要な手続き方法は、ご相談頂ければアドバイスさせて頂きますのでご安心ください。

以上が主だった作業・手続きの流れです。
要所のみご説明致しましたが、慣れないと分かり辛いかと思います。
詳細は、お問合せ頂ければ別途ご説明させて頂きます。

アパレル関連業務をご理解しているお客様であれば、難しい事ではございません。
実際には「輸入業務」より「アパレル営業・生産管理業務」の方が難しいと思います。

「輸入業務」は役所が相手です。
従いましてルールを知り、ルール通りに行えば誰にでも出来ます。
「生産業務」は原材料や人間が相手ですし不確定要素が多いので、想定通りに行かない事も少なく有りません。
そう言った意味で、我々は「生産業務」の方が「輸入手続き」より遥かに難しいと感じています。
平たく言えば、「輸入業務」は回数を重ねる事で慣れるという事です。先ずは気軽にお問合せ下さい!